定時制高校は負け組なのか?
Yahoo知恵袋に、こんな質問がありました。
「定時制高校に通うのは負け組ですか?」という内容です。
これから定時制高校に進学することになっている本人が、知人からの意見を気にして不安になってしまったようです。
この記事では、定時制高校に通うのが負け組なのかどうかについてお話していきます。
定時制高校は負け組ではないし、全日制高校が勝ち組でもない
定時制高校に通うことは、もちろん負け組ではありません。
「定時制高校は負け組だ」と思い込んでしまう理由の多くは、自分が少数派になることにあるでしょう。
文部科学省の資料に、以下のようなデータがあります↓
全日制の生徒数が91.3%なのに対し、定時制の生徒数は 2.4%。
この圧倒的な数字の差と、その同調圧力により、大多数側に入らなかった自分は負け組だと勘違いしてしまうのです。
ですが、本質は生徒数の割合なんかではありません。
全日制高校に通ったとしたら、それは「大多数の人と同じ進路を選んだ」というだけのことであり、決して「勝ち組」とイコールではないのです。
Yahoo知恵袋にも、以下のような回答が出ています↓
全日制高校も定時制高校も、あくまで「高校卒業」という認定をされるための場所であり、目的は同じ。
定時制高校に通って勉強し、ちゃんと卒業すればいいのです。
定時制高校のメリットもある
定時制高校だからこそのメリットも存在します。
それは、いろんなバックグラウンドを抱えた幅広い世代と関われることです。
全日制高校の場合は、クラスメイトはみんな自分と同じ年齢ですよね。
留年した人がクラスにいたとしても、せいぜい歳がひとつ違うだけ。
人生経験はほとんど同じです。
ですが、定時制高校にはいろんな事情により高校で学ぶことにした、あらゆる世代の人が集まります。
さまざまな人生経験をもった人たちと交流することで、あなたは高校生のうちから社会について広く知るチャンスが得られるのです。
早いうちから社会のことを意識するだけで、勉強への身の入り方も違ってきます。
「何のために勉強するのか」を明確にしやすくなることは、定時制高校のメリットとも言えるでしょう。
定時制高校から有名になった人もいる
定時制高校を卒業して有名になった芸能人もいらっしゃいます。
その代表例が今田耕司さんです。(参考:人気番組 アメトーーク「定時制高校芸人」)
今ではバラエティ番組で引っ張りだこですよね。
彼をみて「負け組だ」なんて言う人がいるでしょうか?
もちろん、有名になれるかどうかが大切なのではありませんが、今田耕司さんのように有名になれる可能性だってあるということです。
定時制高校に通ったから負け組
などと考えることが、いかに馬鹿げているかがお分かりいただけたはずです。
定時制高校でも負け組じゃない。大事なのは「どう社会に貢献するか」
全日制だろうが定時制だろうが、「しっかりと勉強して高校を卒業する」という目標は同じです。
定時制高校は負け組なんかではありません。
ただ強いて言えば、自分が負け組かどうかを気にしていることは「負け」かもしれません。
参考:自分が負け組かどうか気にしているだけで人生の半分を損している >>
定時制高校に通うあなたが考えるべきことは、将来あなたが「どう社会に貢献するか」です。
全日制高校を卒業したからと言って、大人になったときに社会の役に立たなければ、それこそ負け組と言われてしまうかもしれません。
定時制高校を卒業してから、就職するなり大学でさらに勉強するなり、自分で目標をもって行動をすればいいのです。
Yahoo知恵袋には、以下のような回答がありました↓
このように、大切なことは将来どんな仕事に就いて、どう社会の役に立ちたいのかを考えることです。
やりたい仕事が見つかれば、あとは真っすぐ目標に向かって努力すればいいだけなのですから。
ちなみに、学歴に不安があっても大丈夫です。ちゃんと仕事に就くことができます。
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